医道の日本社様の月刊医道の日本とカタログにTRINOXの広告がでます。
御縁がありまして、 長い歴史と格式の高い医道の日本社様の
来年1月刊行の月刊医道の日本と年間カタログにTRINOX社の製品広告を
掲載していただくことになりまた。
下記に医道の日本社様のホームページアドレスと
12月号の記事の一部をのせておきます。
http://www.idononippon.com/
読書で治療家の思考を 広げよう
東京大学大学
院 情報学環 佐倉統研究室 佐倉統氏
たくさん本を読んで見識を深めようと思っても、すでに膨大な本が出版されているうえに、日々新刊が書店にずらりと並ぶ。何 から読めばいいか分からない人も多いのではないだろうか。そこで、さまざまな専門分野を横断しながら、科学技術と社会の関係性を探っている佐倉統氏(東京 大学大学院情報学環佐倉統研究室)に、治療家の思考の幅を広げてくれそうな本を紹介してもらった。
■専門知識を横断的に生かす■
─「科学技術と社会の関係」をテーマに研究されているとお聞きしました。具体的にはどういった研究内容なのでしょうか。
佐倉 もともとの専門は進化生態学で
すが、そこから生物学の歴史や科学技術と社会の関係に焦点を移して、科学と社会の関係について研究しています。
我々の日々の生活は科学技術の上に成り立っています。情報機器に囲まれ、交通などインフラを活用しながら日々を過ごし、医療ではワクチンなどのお世話 になりながら、食品の安全性や環境問題などにも直面しています。それでいて、日常生活と科学の知識はなかなか融合しておらず、うまく連動していないと感じ ています。
それが如実に表れたのが、東日本大震災で起きた原発事故です。放射線の低線量被ばくについて、専門家が「これぐらいの線量だったら大丈夫です」といく ら言っても、一般の人は安心できません。逆に「大丈夫だ」と専門家が言うことで余計に反発を招いたり、信頼を損ねてしまったりすることがあります。私は放 射線低線量被ばくの専門家と地域住民間のコミュニケーション活動にもかかわっていますが、どちらにも問題があります。「専門家が持つ正しい知識を一般人が 理解できない」という単純なことではなく、専門家が社会のニーズに応えられていなかったり、逆に社会が専門家に要求することが時には見当違いだったりする ことで、両者の隔たりが生まれています。
そうした科学技術と社会の関係性を踏まえて、専門家と一般人がもう少し相互理解できるような場をつくろうというのが、私の大きな研究テーマです。
良導絡自律神経 調整療法と 直流運動鍼の概要
日本良導絡自律神経学会副会長 後藤公哉
良導絡医学とはどんなもの?
良導絡治療は、故・中谷義雄医学博士が創始し、京都大学医学部第二生理学教室の故・笹川久吾教授のもとで確立された治療法である。 皮膚はさまざまな疾患により、その通電抵抗が変動する。特に内臓疾患では、身体に特有の電気の通りやすい部位が点々と一定の形に現われる。この形態およ び機能全体のことを「良導絡」といい、人体に左右24本存在することが、すでに発見されている。
良導絡の特定の部位で電流量を測定すると、良導絡形態変動がどの程度、興奮もしくは抑制しているかを知ることができる。つまり、皮膚通電抵抗を介して体表の交感神経の異常を知ることができるのである。
交感神経の興奮と抑制のアンバランスが強いとそれぞれの良導絡特有の症状が生じてくる。このような場合、電気鍼で問題のある良導絡を調整すると症状が軽減消失する。このように全身、あるいは局所の自律神経を調整する治療法が、良導絡自律神経調整療法である。
良導点、反応良導点
1950年、腎臓炎(ネフロ-ゼ)の患者は全身の水分が多く、電気が通りやすいのではないかとの仮説のもと、中谷博士が腎臓炎患者の全身の電気 抵抗を調べたところ、腎経に相似な形で電気の通りやすい帯状を発見した。そののち、肺経、心経、胃経などにも相似的に電気の通りやすい部位が点状に並んで いることが分かった。電気の通りやすい点状の部位を良導点または反応良導点と呼び、ツボに相当するものと位置づけている。
一般には21V の電圧で探索すると、全身に無数の良導点が現れ、12Vに電圧を下げて探索すると、ポツンポツンと電気に通りやすい点が見られる。これを反応良導点と呼ん でいる。反応良導点は、良導点が内臓や体表の異常によって反射を起こして良導点が強調されたもののことで、すなわち電気の通りやすい良導点を指す。
TRINOXの広告のラフデータです。